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intoro:history:kokoro [2025/01/30] hamakko1963intoro:history:kokoro [2025/05/10] (現在) – [こころのはじまり] hamakko1963
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   - 感覚の統合といった心的作用は心臓で行われている   - 感覚の統合といった心的作用は心臓で行われている
   - 理性に関しては、神から与えられた能力とし、身体器官との関係は無い   - 理性に関しては、神から与えられた能力とし、身体器官との関係は無い
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 +{{svg:lightbulb-geppaku2.svg? 24&nolink}} <color #f4b3c2>古代の性格診断</color>
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 +人間の性質について考察した重要な学者
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 +  * ヒポクラテス(460B.C.頃〜370B.C.)
 +  * ガレノス(129頃〜200頃)
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 +医者の立場から、人間の気質(性質)がどのような要素に由来するかについて理論を立てた
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 +現在では否定されているものの、およそ 2000年間信じられてきた
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 +{{svg:book-open-geppaku.svg? 24&nolink}} <color #cc7eb1>体液占い</color>
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 +ヒポクラテスが四体液説唱え、ガレノスがその理論を発展させた
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 +  * ヒトの体内に流れる 4種類の体液の調和が崩れることによって心身の病気が誘発されるという理論
 +  * 生まれつきどの体液成分が多いかによってヒトの気質が決まるという理論に発展
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 +性格理論は、__こころをさまざまな要素に分類し、身体特性と対応付けた__点に意義がある
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 +この考えを基礎にして、こころの問題と生理学的な要素が徐々に結びついていく
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 +{{svg:lightbulb-geppaku2.svg? 24&nolink}} <color #f4b3c2>こころの在りか</color>
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 +ギリシャ・ローマの哲学者たちは、こころの在りかについてそれぞれ意見を述べている
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 +ヒポクラテス、プラトン、ガレノスは、ヒトの心(霊魂)は脳髄にあるという考えを持っていた
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 +  * ヒポクラテスはてんかんが脳髄の不具合と考えた
 +  * ガレノスは脳室と呼ばれる脳の中の空洞部分に精神の気がたまるとしていた
 +  * アリストテレスは脳を血液の冷却機関と見なし、精神の座は心臓にあるという説を唱えた
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 +一般的にはアリストテレスの理論が 18世紀まで信じられることになる
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 +ラテン語、英語、日本語などさまざまな言語において、こころを指す言葉と心臓を指す言葉に重複が見られる
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 +アリストテレスの理論は、一般に広く受け入れられていたと考えられる
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 +{{svg:lightbulb-sakura2.svg? 24&nolink}} <color #f4b3c2>氏か育ちか</color>
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 +  * 「氏か育ちか」は**二項対立ではなく連続体(スペクトラム)**と捉えるのが現代的見解。
 +  * 遺伝(氏)は環境(育ち)の中で熟成され、両者は分離不能な相互関係にある。
 +  * 発達心理学は「後天的発達=育ち」を重視するが、生物学的基盤は不可欠である。
 +  * 哲学的は「氏」、心理学の発展は「育ち」という構図も可能。
 +  * 結局は「何が、どのような条件下で、どれくらい影響するか」という柔軟な思考が必要。
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 +{{svg:book-open-ayame.svg? 24&nolink}} <color #cc7eb1>我思う故に我あり</color>
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 +  * 歴史的には合理論が誕生し、次いで経験論に移った
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 +合理論は、理性の基礎が経験に先立って存在し、そこから様々な知識を導くことが可能であるという理論
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 +デカルトは、主観的な解釈や獲得された能力を排除すると考えるという行為が残ることに気づいた
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 +  * 考える行為がすべての出発点になっていると仮定
 +  * 考える行為は生まれつき備わった人間の機能と考えた
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 +デカルトは精神と身体が相互作用すること、松果体がそれを司ると主張
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 +{{svg:book-open-ayame.svg? 24&nolink}} <color #cc7eb1>タブラ・ラサ</color>
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 +経験論は、何も無い状態からスタートし、経験によって様々な知識体系が形作られると考える
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 +J.ロックが『人間知性論』で述べたタブラ・ラサ(白紙)という概念に代表される
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 +  * 経験論に由来する心理学を連合主義と呼ぶ
 +  * 連合主義心理学では、経験が観念を形作る
 +  * 観念同士の連合が生じると、さらに複雑なものを考えることができる
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 +ヒトの感覚経験や意識経験を重視することになり、後の心理学での思想的基盤となった
  
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